植菌勉強会
開催日:  2018年3月18日(日) 
会場   行田市地域文化センター
参加者 : 9名 (一日会員1名)
指導者 : 福島隆一、橋本稔
世話人 : 橋本稔、福島隆一、橋本啓一、村田紀彦、籾山清
報告 : 福島隆一
写真撮影: 新井基永、福島隆一



          開会の挨拶と参加された皆さん           準備した原木類         

          準備した種菌等               ストレッチフィルムでオガクズ種菌を固定

         短木に巻き付けるビニールクロス       えのきの原木にドリルで穴あけ

    

        接種棒でエノキタケの種菌を接種        エノキタケをいっぱい出すぞ!!


        当日販売された会員栽培のキノコ

                ハナビラタケ                シイタケ

               キクラゲ                    マイタケ

 

a  きのこ栽培など何の知識や経験の無かった昭和49年、栃木県にある大貫菌蕈から(出る出る)セットを取り寄せ、生物教室に有ったオートクレーブと無菌箱を使いヒラタケ、タモギタケを作ったのがきのこ栽培の原点である。40年以上に渡りきのこ栽培に興味を注いで来たのは何故なのか自分でも不思議でならない。只只、感動が牽引力なのだろうか?生き物を育てるという世界も奥が深いのですが、必死に食い下がらないと物にならないのは、いずれの世界も同じことです。
 昨年度は、諸般の事情から種菌を製作する時間も取れず、原木の調達も儘成らなかったが、今年度は、橋本啓一さんや村田紀彦さんのお力添えで栽培勉強会を行う事が出来た。26日、7日にヒラタケ、白ヒラタケ、エノキタケ、ナメコ、白アラゲキクラゲ、シイタケ、クロアワビタケ(Pleurotus cystidiosus)等7種類の種菌を16本づつ作成。315日、16日にブナのオガクズ40ℓにフスマを20%混入した滅菌増量培地を2.7ℓ容器で24個作製。ハナビラタケ、マイタケ、キクラゲの子実体を317日に準備した。当日村田さんが、マイタケの大型完熟原木培地を7個準備して戴いた。橋本啓一さんが用意して戴いた桑の大径木には、白アラゲキクラゲの短木栽培を行った。サクラにはナメコのサンドイッチ。ミズキには、白ヒラタケ、ヒラタケ、クロアワビタケのサンドイッチ。エノキ長木にはエノキタケのオガクズ種菌を接種棒で接種した。またシイタケの原木が欲しい人は、橋本稔さんに事前にお願いし当日持参して戴いた。参加人数は少なかったが、今年から橋本啓一さんが準備してくれた長机の上でサンドイッチ栽培を行ったり、オガクズ種菌をしっかりと固定するために荷造り用ストレッチフイルムを使うなど、より合理的な作業方法や安全作業などの工夫を実施した。参加者は、自分で作成したサンドイッチ原木やハナビラタケ、マイタケ、キクラゲ、シイタケ・原木エノキタケ、原木シイタケ、原木マイタケ等のきのこを買い求め、最後に栽培の基本を勉強して午前中で本日の作業を無事終了した。また私を含め、高齢化に伴い動作が緩慢になってきた現実を踏まえ、今後どのようにして栽培勉強会を続けて行くのか等の事について中心になっている方々と相談しながら実施したいと思っている。

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